サムネイル「【品川区後援】航空写真家・チャーリィ古庄とクルーズ船でいく、“海羽田”から飛行機撮影ツアー Vol.2」

東京

2025.10.19、2025.11.15、2025.11.30

【品川区後援】航空写真家・チャーリィ古庄とクルーズ船でいく、“海羽田”から飛行機撮影ツアー Vol.2

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みなさん、こんにちは! お待たせしました……いや、お待たせしすぎたかもしれません。今回ご紹介するのは、昨年大好評のうちに幕を閉じた「航空写真家・チャーリィ古庄とクルーズ船でいく、“海羽田”から飛行機撮影ツアー」の第2弾。前回は全3回が即完売&キャンセル待ちに。みなさんの熱烈なリクエストにお応えして、あの“伝説のツアー”が再び帰ってきます。

舞台は、羽田空港の沖合。クルーズ船に乗り込み、空と海を背景に飛び交うジェット機を間近で撮影する——そんな、飛行機好きにはたまらない、ちょっと欲張りな体験ツアーです。ナビゲーターを務めるのは、航空写真家・航空ジャーナリストとして活躍するチャーリィ古庄さん。パイロットや機内サービス、広報など、航空業界のあらゆる現場を経て写真家として活躍する、まさに唯一無二の存在です。


これまでに訪れた国は100以上、空港は500超。飛行機と空港を撮り続け、2014年には「世界で最も多くの航空会社に搭乗した人物」としてギネス世界記録にも認定された、まさに航空界のレジェンド。そんなチャーリィさんとともに、海から羽田を撮る、ここだけの特別な時間が今年もはじまります。まずはチャーリィさんに、ツアーの魅力と今年の意気込みを伺いました。

【目次】

なぜ羽田はおもしろい? 
滑走路×海のレイヤーが生む、唯一無二の表情。

©︎Charlie FURUSHO

_世界中の空港を撮影してきたチャーリィさんにとって、「羽田空港」とはどんな場所なのでしょうか?

チャーリィ(以下C)_私が飛行機の写真を撮るようになったのは、小学生の頃です。一番よく来たのが、「羽田空港」でした。高校生になったら、「羽田空港」でアルバイトもしていたんですよ。機内食の工場で、おしぼりを蒸す作業とか、国内線のジュースをセットしたり、ジュースが入っているポットを洗ったり。だから羽田には、特別な思い入れがありますね。 

_被写体としての「羽田空港」の魅力とは、どんなところですか?

C_滑走路が4つもあって、便数が多いところですよね。「羽田空港」の写真コンテストで審査員をやることもあるんですが、この空港の面白さは、何より海に囲まれているということ。沖に出てみなければ見えない景色というものがあります。バリエーションも豊かで、被写体としても、とても面白い。季節によっては富士山やスカイツリーが映り込んだり、思った以上に多彩な表情を見せてくれる空港ですね。

©︎Charlie FURUSHO

_「羽田空港」でお気に入りのスポットはありますか? 

C_撮影スポットとは少し離れるんですが、お気に入りの場所ということでご紹介すると、第1ターミナルにある「ラグジュアリーフライト」ってご存知ですか? フライトシミュレーターを体験できる施設なんですが、ここが本当にすごいんです。ボーイング機の操縦を、かなりリアルにシミュレートできる本格仕様で、子どもからプロのパイロットまで楽しめるようになっています。羽田空港を一望できるロケーションも素晴らしいので、機会があればぜひ立ち寄ってみてほしいですね。

それから今回は、羽田空港や周辺のオススメ撮影スポットをまとめた「タウンガイド by ニッチャートラベル」もご用意しました。今後の撮影にもきっと役立つと思うので、楽しみにしていてください。

昨年のツアー風景。船内でレクチャー、撮影の後はチャーリィさんの作例紹介も

クルーズ船×飛行機撮影。
未体験の興奮を、海の上で。 

_今回のツアーでは、いろんなレベルの方が参加されると思いますが、どんな準備が必要でしょうか?

C_基本的には、露出補正など、カメラの使い方の基礎は知っておいてもらえるといいかな、と。でも、最近のカメラは性能がどんどんよくなっていて、オートでも結構いい絵が撮れるんですよね。最近も88歳の女性の生徒さんがいたんですが、オートで構図の練習をして、とても上手になりました。今回の撮影タイムは、約1時間半ほどになると思いますが、いい経験になると思います。 

チャーリィさんの愛機。左から〈キャノン〉EOS R5 markⅡ 、EOS R3。 レンズは、RF100-500mm のスーパー・プロユース!

_参加者のみなさんに、撮影のミッションを伝えるとしたら?

C_そうですね、まずは、せっかくの“海羽田”ですから、「そこがどこであるか」がわかる写真を狙いましょう、ということです。空に飛んでいる飛行機だけを撮っても、どこだかわからないのはもったいない(笑)。

レベルにもよりますが、レクチャーとしてまず伝えることは、「フレームに飛行機をしっかり入れてください」ということと、「水平を出してください」と。離陸すると斜めに上がって行くんですが、飛行機ばかり追いかけて撮っていると、地面や水面が斜めになっちゃうんですよ。そうするとちょっとかっこ悪い写真になってしまう。

もちろん後で修正してもいいんだけど、なるべく水平を出して撮ることを意識してみてください。余裕があれば、画面の端まで見て、余計なものが写っていないかチェックできるとベストです。

風を読み、管制情報を聞きながら、次のターゲットを参加者に知らせるチャーリィさん。

管制情報と風向で、最適ポイントと
“来るタイミング”を読む。

_ツアーでは、昨年に引き続き具体的な撮影スポットを、チャーリィさんのアドバイスに沿って設定しています。どのようにして決めているのでしょうか?

C_これは、時間と風向きでわかるんですよね。例えば今(取材時)、午後3時ですけど、南風だとこのルートなんです。時期によって大体わかります。あとは当日の天候によって。私は航空無線の資格も持っているので、管制塔との通信を無線で聞いて判断します。これを聞くと、次に何が上がるか、すぐわかります。

あと、「フライトレーダー」というアプリも見たら面白いです。私は有料版を使っていますが、無料版でも地図上でいろんな飛行機が飛んでいるのがよくわかりますよ。 当日は、私が判断して、飛行機が来るタイミングをお伝えしますが、参加されるみなさんには、あらかじめ、マップなどで滑走路の位置関係を把握しておいてもらえると、さらに楽しめると思います。

午前は、幻の名機。夕方は“魔法の光”。
時間帯で変わるロマン。

©︎Charlie FURUSHO

 _今年は時間帯も見直しました。午前ツアーでは、昨年リクエストの多かった羽田発フランクフルト行き、ルフトハンザ航空LH717便・ボーイング747‑8を狙います。この機体の魅力を教えてください。

C_ボーイング747はジャンボジェットの愛称で親しまれた、ボーイング社の名機です。すでに生産は終了しましたが、そのシリーズ最終モデルが747‑8(通称ダッシュエイト)。そもそも生産機数が少なく、旅客機として採用しているのは世界で2〜3社ほど。ほとんどが貨物機なんです。

そして日本に飛来するのは、ルフトハンザ航空のこのLH717便の1日1便のみ。しかも羽田空港にしか来ない。そういう意味でも非常に希少価値が高い機体なんです。見た目のスタイルもとても魅力的で、機首がふっくらと大きく、4発のエンジンを搭載したパワフルなフォルムは他にない存在感。航空ファンが憧れる理由がわかります。

_まさに千載一遇のワンチャンスですね。では、夕方出発のツアーについても教えてください。夕日を眺めながらの船上での撮影は、想像するだけでロマンチックです。

©︎Charlie FURUSHO

C_夕方はいちばんフォトジェニックな時間帯です。昨年のツアーは、昼間の逆光で光線が難しい場面もありましたが、夕方は夕焼け~薄暮のドラマチックな光が期待できます。ただし、撮影的には難易度が上がります。

暗くなるにつれてISO感度を上げたり、シャッタースピードを調整したり、バランスが大切です。揺れる船上では特にブレやすくなるので、シャッタースピードを落としすぎると失敗のリスクが高まりますし、逆に速くしすぎると暗く写ってしまう。

その点、今回乗船する「ジーフリート号」は安定性の高い船なので、撮影条件としては恵まれています。明るく機体を撮りたいのか、それとも夕日を背景にシルエットを狙いたいのか――どんな写真を撮りたいかによっても設定は変わります。当日は現場でしっかりアドバイスしますので、安心して臨んでください。


_朝と夕方、それぞれのツアーで異なる撮影の楽しみがありますね。全く違う表情の飛行機や空の景色が撮れそうです。

C_そうですね、どちらもまったく違う楽しみ方ができると思います。今回は、昨年ご参加いただいた方からのリクエストに応えて、時間帯を調整しています。光の条件や風の向き、飛来機のバリエーションなどをふまえて、より撮影しやすく、写真の仕上がりにも満足いただける時間帯かと思います。さらに、今回使用する船は揺れが少なくて安定しているので、本格的な機材を持ち込む方はもちろん、写真に詳しくない方でも十分楽しめるツアーになっていると思います。

これまで飛行機を撮ったことがない人も、何度も羽田で撮影してきた人も。きっとこのツアーで、空と海と飛行機の新しい表情に出会えるハズ。あなたのレンズが切り取る“海羽田”。果たして、今年はどんな風景が見られるのか? ワクワクがもう「ライドオンタイム」です。


チャーリィ古庄
1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。公式ホームページ charlies.co.jp

【品川区後援】航空写真家・チャーリィ古庄とクルーズ船でいく、“海羽田”から飛行機撮影ツアーVol.2

日程:①2025年10月19日(日)②11月15日(土)③11月30日(日)全3回催行
集合&解散:①9:45〜14:00 ②③14:15〜18:30

参加のご応募について/下記リンクよりお申込み下さい。
※①と②③で旅程が異なりますので、ご注意ください。


ABOUT TOUR : ツアー詳細

集合/天王洲ヤマツピア

①10月19日(日)9:45
②③11月15日(土)・11月30日(日)14:15

受付場所は、今回のツアーで船を運行してくれる東京湾クルージングのスペシャリスト「ジール」の自社桟橋「天王洲ヤマツピア」。空港、JR、京急、モノレール、各駅からのアクセスの良さもポイントです。

東京モノレール「天王洲アイル駅」南口より徒歩5分
りんかい線「天王洲アイル駅」B出口の地上より徒歩5分
京浜急行「新馬場駅」北口より徒歩8分
JR「品川駅」港南口より徒歩約20分 タクシー約5分

オリエンテーション・アイスブレイク(約30分)/ジーフリート号船内

①10月19日(日)10:00〜10:30
②③11月15日(土)・11月30日(日)14:30〜15:00

桟橋で受付を行ったあとは、ジーフリート号に乗船。出航前に、船内にてチャーリィさんから、ツアーの概要についてお話しいただきます。その後、参加者同士、自己紹介を行います。

出航・レクチャー(約30分)/天王洲ヤマツピア〜羽田空港沖合

①10月19日(日)10:30~11:00
②③11月15日(土)・11月30日(日)15:00〜15:30

「天王洲ヤマツピア」を出航。ツアー参加者を乗せたジーフリート号は京浜運河を経由し、一路“海羽田”を目指します。航行中、チャーリィ古庄さんから写真撮影のコツやポイントなど、レクチャーをしていただきます。

撮影タイム(約90分)/羽田空港沖合

①10月19日(日)11:00~12:30
②③11月15日(土)・11月30日(日)15:30〜17:00

待ちに待ったシューテイングタイム! B滑走路沖では、あえて逆光を活かしたドラマチックな写真を狙ってみましょう! その後、C滑走路沖も経由しながら、それぞれのベストショットを狙います。

交流会(約60分)/ジーフリート号船内

①10月19日(日)13:00~14:00
②③11月15日(土)・11月30日(日)17:30〜18:30

昨年のツアーの交流会の模様。同じ趣味を持つ、参加者全員で交流を深めます。
「穴守おこわ 稲荷5種」。鶏五目、赤飯、栗おこわ、山菜おこわ、梅じゃこ野沢菜をセットに
駅弁・空弁を食べつくした落語家・ヨネスケ氏が監修した「ヨネスケのこだわり天むす」

撮影を終え、「天王洲ヤマツピア」に帰港したあとは、船内でチャーリィさん&参加者で交流会。お食事には、羽田の名物空弁「穴守おこわ 稲荷5種」と落語家・ヨネスケ氏の監修による「ヨネスケのこだわり天むす」をご用意(お弁当の指定はお受けできません)。写真の撮れ高や飛行機への愛を語り合いながら、 参加者全員で交流を深めます。

ちなみに本ツアーは全3回催行予定。 初心者の方はもちろん、複数回参加したい!という方も大歓迎! 飛行機好きも、写真好きな方もクルーズ船でいざ“海羽田”へ。みなさまの参加を心よりお待ちしております!

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