サイクルツーリズムとは?自治体が推進するユニークな事例を紹介

更新日 2026.10.26

こんにちは!ニッチャートラベルです。

自治体・観光協会の方から「サイクルツーリズムに取り組みたいが、コースやスポットの情報発信の仕方に悩んでいる」というご相談をいただくことがあります。

そこで今回は、サイクルツーリズムが地域活性化の手段として注目される背景と、自治体が情報発信で抱えがちな課題、そして私たちニッチャートラベルが提供する観光デジタルガイド「TOWN GUIDE」による解決方法を、実際の取り組み事例とあわせて紹介します。

‍

【目次】

‍

サイクルツーリズムとは

サイクルツーリズムとは、自転車での移動そのものを楽しみながら地域を巡る観光のスタイルを指します。国は2017年に「自転車活用推進法」を施行し、2018年の「自転車活用推進計画」以降、観光来訪の促進や地域活性化の支援を重点施策の一つに位置づけてきました。都道府県・市区町村レベルでも計画策定が進み、2026年度末時点で47都道府県・317市区町村が自転車活用推進計画を策定しています。

出典:国土交通省「自転車活用推進法・自転車活用推進計画の概要」

‍

自治体がサイクルツーリズムで抱えがちな情報発信の課題

サイクルツーリズムを推進する自治体では、情報発信のあり方そのものが課題になりやすい傾向があります。沖縄県の計画でも、県・市町村・民間事業者など複数の主体が発信を行う中で、発信内容や手段を統一することが論点として挙げられています。

出典:沖縄県「サイクルツーリズム推進アクションプラン」

具体的には、次のような声が多く聞かれます。

・紙のサイクリングマップやコース案内が、媒体ごとにバラバラに存在している
・コース情報と、立ち寄りスポット(宿・飲食店・サポートステーション等)の情報が別々の場所で発信されている
・外国人サイクリストにもわかりやすい多言語での案内ができていない
・サイクリストが地域を通過するだけになりやすく、観光消費額が伸びにくい

特に最後の「消費額が伸びにくい」点は、多くの自治体が抱える悩みです。徳島県の調査では、走行距離が近いサイクリストほど観光地への立ち寄りが少なく、消費も日常運動の延長としての付随的なものにとどまる一方、中距離・長距離のサイクリストは立ち寄り先の選択肢が多いほど消費が高まる傾向が示されています。

出典:徳島県「とくしまサイクルツーリズム調査事業(速報)」

裏を返せば、走行中に「近くにどんな見どころや飲食店があるか」が分かりやすく伝われば、何気ない通過が「立ち寄り」に変わり、地域の消費につながる可能性があるということです。

‍

‍

デジタルマップでサイクルツーリズムの情報発信を一元化する

デジタルマップとは、紙の地図のように情報が固定されたものではなく、スマートフォンで見ながらカテゴリやエリアで絞り込んだり、現在地から目的地までのルート案内を受けられたりする地図サービスです。サイクリストは走行中、今いる場所から近い飲食店や観光スポット、休憩できる場所をその場で探せるため、紙の地図では伝えきれない「今、近くにある情報」を届けられます。コース情報と立ち寄りスポットの情報を一つの地図にまとめられる点も、紙のマップや複数の媒体に情報が分散しがちな課題への解決策になります。

私たちニッチャートラベルは、観光デジタルガイド「TOWN GUIDE」を使って、サイクルツーリズムの情報発信を一つの地図に集約する取り組みを行っています。

‍

事例1:石川県能登町・穴水町

‍

能登町・穴水町エリアでは、「能登絶景海道サイクルマップ」として、海岸線を自転車で巡るルートをTOWN GUIDE上にまとめています。このエリアは、能登半島地震後に石川県が創造的復興の象徴として整備を進めているサイクルルートでもあり、マップには「#復興」のタグも用意されています。

このマップならではの特徴は、折りたたみ自転車〈Brompton〉で巡るツアーと連動した参加体験型の仕組みにあります。旧のと鉄道「旧甲駅」(2026年秋の食堂開業に向けて復興に取り組む「甲復興団」との交流拠点)や、震災後のまちの賑わいづくりの拠点「大屋根広場」などを実際にツアーで周遊したルートを、そのまま線としてマップ上に表示。さらに、参加者が道中で見つけた景色や魅力を、同行フォトグラファーの写真とともに各スポットのコメントとしてマップに反映・公開しています。

ツアーに参加していない人も、このルート表示とスポットごとのコメントをたどることで、TOWN GUIDE上でツアーを追体験できます。一度の実際のツアーで生まれた体験や発見が、そのまま次の旅行者を地域に誘うコンテンツとして公開され続ける仕組みになっているのです。

マップはこちら:能登絶景海道サイクルマップ 能登町・穴水町編 
関連ツアー:能登絶景海道サイクリングツアー vol.1 能登町・穴水町編

事例2:宮城県東松島市・奥松島

‍

東松島市・奥松島は、日本三景・松島のすぐ隣に位置するエリアです。ここでは、「サイクリング」「自然」「フード」「宿」「お風呂」など合計9つのカテゴリーで絞り込めるデジタルマップ「TOWN GUIDE」を提供しています。地図情報と連携し、お店や人との出会いを雑誌のように閲覧できるほか、GPSで現在地を確認しながら、ナビタイムジャパンの経路検索技術でスポットまでのルート案内を受けられます。

出典:ニッチャートラベル「東松島の観光DXを推進するデジタルマップ(TOWN GUIDE)を提供開始!」

あわせて、折りたたみ自転車〈Brompton〉で奥松島を巡る「奥松島ポタリングツアー」も実施しました。これは能登町・穴水町編と同じ「Ring Ride」(田辺信彦さん・山口あいみさん)による、電車やバスと自転車を組み合わせる「輪行」の旅シリーズの一つです。速く遠くへ走ることよりも、土地の風景に立ち止まり、人と出会い、地域の文化や暮らしに触れる時間を大切にしているのが特徴です。

東松島は景色や雰囲気の変化を感じやすく、輪行で走るのに適した土地とされています。手掘りのトンネルを抜けた先にふいに入り江が現れるなど、車では味わえない発見があるのも魅力の一つです。遊覧船にも乗り、海からは地形を眺め、陸からは自転車で走ることで、同じ土地を異なる視点から楽しめる構成になっています。道中では東松島市震災復興伝承館にも立ち寄り、東日本大震災からの歩みに触れる内容も組み込まれています。

マップはこちら:東松島・奥松島のTOWN GUIDE 
関連ツアー:奥松島ポタリングツアー

私たちニッチャートラベルが提供する「TOWN GUIDE」でできること

TOWN GUIDE by NICHER TRAVELは、自治体・観光協会がサイクリングコースや立ち寄りスポットの情報を一つのデジタル地図にまとめて発信できる観光デジタルガイドサービスです。

‍

主な特長は次の3つです。

・すでにお持ちの紙のサイクリングマップやコース資料があれば、システム利用プランでそのままオンライン地図として表示できる
・ナビタイムジャパンの経路検索エンジンを組み込み、サイクリストは現在地からスポットまでのルート案内を受けられる
・多言語・AI翻訳オプションに対応し、海外からのサイクリストにも案内できる

こんな方におすすめです。

・コース情報と立ち寄りスポットの情報が別々に発信されていて、一元化したい
・紙のサイクリングマップを、更新しやすいデジタル地図に切り替えたい
・外国人サイクリストにも分かりやすい多言語案内をしたい

申込から公開までは通常3ヶ月ほどで、低コストで導入できるプランもあります(自治体様向け特別割引あり)。まずはお気軽にお問い合わせください。

つまりTOWN GUIDE by NICHER TRAVELは、サイクリングコースと立ち寄りスポットの情報を一つの地図に集約できる観光デジタルガイドサービスです。

▼ TOWN GUIDE by NICHER TRAVELの詳細・お申し込みはこちら
TOWN GUIDE by NICHER TRAVEL(サービス紹介)

資料請求はコチラ

資料サンプル(TOWN GUIDEの概要ページ)

よくある質問

Q. すでにある紙のサイクリングマップがあっても導入できますか?

はい、既存のコース資料や地図があれば、システム利用プランでCMSに入稿し、そのままオンライン地図として活用できます。

Q. ルート案内機能はありますか?

はい、ナビタイムジャパンの経路検索エンジンを組み込んでおり、現在地からスポットまでのルート案内に対応しています。

Q. 小規模な自治体でも導入できますか?

はい、低コストで導入できるプランもあります(自治体様向け特別割引あり)。まずはお気軽にお問い合わせください。

‍

まとめ

サイクルツーリズムの推進には、コース情報と立ち寄りスポットの情報をいかに一元化し、わかりやすく発信するかが大きな課題になります。東松島市・奥松島や能登町・穴水町の取り組みのように、デジタルマップに情報を集約することで、紙の地図では難しかった更新のしやすさや多言語対応、ルート案内も実現できます。

私たちニッチャートラベルが提供するTOWN GUIDEなら、サイクリングコースと立ち寄りスポットの情報を一つの地図にまとめて発信できます。「サイクルツーリズムの情報発信を見直したい」という方は、お気軽にご相談ください。

「NICHER TRAVEL」お問い合わせはこちら

Recommend Tour

オススメのツアー